福島原発の状態が深刻になっているようだ。
1号機の炉心溶融につづいて、2号機3号機もそのおそれがあると細野総理補佐官
は言及した。チャイナシンドロームが現実化したのである。
そこへ静岡、茨城の茶畑にもセシウムが含まれて、茶葉が廃棄されるということになった。
東京の大地からもセシウムが検出された。
空に舞い上がった放射性物質は風下に向けて浮遊する。半減期が
8日というヨウ素はその間に弱まるだろうが、セシウムは30年だから
深刻である。両方とも天然の放射性物質ではなく、原子力発電が生んだ
人工のものだ。
今回のような原発の大事故が起こると、大量の放射性物質が微粒子になって
大気中に流れ出す。
放射性物質が雨で地面に落ちたり山にぶつかると、降下して地面や建物に付着する。
さらに放射性物質が衣服や皮膚につくとそこから放射線が放出される。
もし放射性物質の微粒子を吸いこんだり、汚染された水や食物をとおして体内に
取りこまれると、体内に入ったそれらの放射性物質は体内で放射線を放出しつづける。
これが内部被爆である。
セシウムもヨウ素も、それらの放射性物質は微粒子だから目に見えない。
ばい菌やウイルスと同じである。もっとやっかいなのは、ばい菌やウイルスは
予防薬治療薬があるが、放射性物質には予防薬も治療薬もない。
原子力は人間が発明した今のところ、究極のエネルギーである。人間は
コントロールできない力をもっている。地球を人間が住めない状態に
してしまう魔性の力がある。そのことを今回の事故は改めてつきつけた。
それでもあなたは原子力に頼りますか。原子力以外の太陽、風、潮力、地熱、振動
、、、、その他の天然のエネルギーで無害なものを開発することを人類は今こそ全知を傾ける
べきではないだろうか。